約1年ほど前にハイキングの事を書いた。
あれからちょくちょくとハイキングに行っている。
年が明けて、日常の生活に戻った頃に友達とまたハイキングに出掛けた。
ひんやりした空気の中、体を動かすのはなかなか気持ちがいい。
筋肉痛にもならなくなったし、随分と鍛えられたんじゃないかな。以前に比べたらずいぶんと息切れもしなくなった。
見た目もハイカーらしい服装になってきた。
山を登りながらすれ違う人たちと挨拶をかわしたり、一人前のハイカーに近づきつつあるんじゃないか!?
最初の頃はなぜ山ですれ違う人は挨拶をするのかと不思議だった。
友達と「なぜ挨拶するんだろうねー」と話をしていると、後ろを歩いていた人が「遭難のリスクに備えてなのよ。挨拶したとき、双方の存在を印象付けることになるから、遭難者を探す時に目撃者をたどる際に役にたつんです。大切なことなんですよ。」と教えてくれました。
「登山」というほど高い山に登るわけじゃないけど、その話を聞いてから積極的に挨拶をするようになった。
ちょっとした情報交換もできて楽しいのもあるけどね。
そのちょっとした情報交換の時に聞いた話。
70代前半くらいのご夫婦が完璧な登山スタイルでハイキングをされていて、かっこいいスタイルですねと声をかけてみた。昭和30年代に登山ブームがあったそうで、健康のために定年後にまた夫婦で山登りを始めたと教えてくれた。
楽しそうでとてもステキなお二人に出会えて、その日は心も体も栄養満タンで下山したのだった。